かなり久しぶりにコンサートに行ってきました。
なお、圧巻は最後のシューマンのピアノソナタだった。
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テアトル・シャンゼリゼ |
一昨日くらいに定期的に来るコンサート情報のメールを見ていたら、普段はあまりやらない週末に良さそうなコンサートがあったので、急遽1番安い席(18ユーロ)をネットで予約して行ってきました。
ヨーロッパではとても有名な日本人ピアニストの内田光子さん。
ベルク(知らなかった)、シューベルト、モーツァルト、シューマンというラインナップ。
ちなみに同じラインナップを2月にNYのカーネーギーホールで演奏したらしく、そのレビュー記事がニューヨークタイムズ紙に載っていたのを、帰ってきてから読みました。若干辛口な記事だったので、行く前に読まなくてよかったかも。。
ちなみに同じラインナップを2月にNYのカーネーギーホールで演奏したらしく、そのレビュー記事がニューヨークタイムズ紙に載っていたのを、帰ってきてから読みました。若干辛口な記事だったので、行く前に読まなくてよかったかも。。
シューベルトは昔ピアノを習っていた時に練習曲として割とよく弾いていた4つの即興曲。
コンサートの前に幾つか内田さんのインタビュー記事などを読んで行ったので、彼女が外交官の娘として10代前半に滞在したウィーン、そこから一人残って何十年も暮らし、第一線でピアニストとして活躍するまでに非常に多くの葛藤や苦労があったということなど(特に日本人の音楽家がヨーロッパで活躍することの敷居が今とは比べ物にならないほど高かったということなど)を思い浮かべながら、今まさに彼女は国籍や時代や何もかもを超越して、ウィーンの宮廷で演奏されていた音楽そのものを再現されているのだという感動に浸ろうとしていたら、、まさかの、いや案の定というべきか、楽章が終わる度に拍手してしまう観客が。
うーん、パリはウィーンとは違って音楽の民度が低いのか…。まあでも、拍手したくなる気持ちもわかるし、なんでいけないの?くらいに拍手した人は思っているだろうし。でもやっぱり調子が狂っちゃうよなあ。
内田光子さんも、ガクッとしただろうな、ていうか慣れているのだろうけど。
もしかしたらでもすごくプライドの高い演奏家は、こんなレベルの低い観客のいるコンサートホールではあまり演奏したくないと思ってしまってもおかしくないのかもしれない。
テアトル・シャンゼリゼは一応とても由緒正しく伝統的なコンサートホール(でも古すぎて椅子は狭くて硬いし、音響もどうなんだろう、そんなに素晴らしいとは言えないのかも・・)で、ロンティボー国際コンクールの会場になったりもしているのだけれど。まあ拍手くらいでガタガタ言うなってことだろうか。
もしかしたらでもすごくプライドの高い演奏家は、こんなレベルの低い観客のいるコンサートホールではあまり演奏したくないと思ってしまってもおかしくないのかもしれない。
テアトル・シャンゼリゼは一応とても由緒正しく伝統的なコンサートホール(でも古すぎて椅子は狭くて硬いし、音響もどうなんだろう、そんなに素晴らしいとは言えないのかも・・)で、ロンティボー国際コンクールの会場になったりもしているのだけれど。まあ拍手くらいでガタガタ言うなってことだろうか。
なお、圧巻は最後のシューマンのピアノソナタだった。
最初から最後まで息つく間もないほど、ものすごい集中力というか、念力というか、ほとばしっていた。
シューマンのピアノ協奏曲が無性に聴きたくなる。次はやっぱりオケ付きのコンサートに行きたいと思う。
シューマンのピアノ協奏曲が無性に聴きたくなる。次はやっぱりオケ付きのコンサートに行きたいと思う。
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