先日、フランス政府主催の会議があり、そのオフィスがあるラ・デファンスという地区に行ってきました。
凱旋門から一直線につながる道の先にある近郊の新都心で、パリ市内ではあまり見かけない高層ビルが沢山そびえ立っています。そして、新凱旋門といわれるのが、デファンス門。無機質な凹を逆さにした形のビル。実は初めてそのふもとに行ったのだけれど、あまり感慨はなく。。
ただ、少しビビったのがこのオブジェ。
これは一体・・?趣味が悪いとしか言えないのだけれど、フランス人がこんなものを許容するなんて、さすが新都心だなあと。
ただデファンス駅の通勤風景は少し壮観でした。久々にオフィス街のラッシュアワーを見たという感じで、やはりパリは大都会だなあと改めて思い知ったというか。少しニューヨークのグランドセントラルとかを彷彿とさせるような。
さて、その会議で二日間みっちり一緒だったフランス人とフィンランド人とベルギー人と食事の席などで雑談したときに出た日本の話題について。
フィンランド人以外は日本に行ったことがなくて、フランス人は日本を夢の国だと思い描いているようで、いつか絶対に行きたい・・でも行ってしまうと帰ってきたくなくなるんじゃないかと怖いんだって(真顔)。ベルギー人はちょっと変わった人で、極度の飛行機恐怖症で海外は極力地続きのところ(電車で行けるところ)しか行かないようにしているので、日本は行きたいけれどちょっと・・。と言いつつ、誰よりも実は日本の地理や歴史に通じていて、活火山があるんでしょう、阿蘇山とか・・でもいつ噴火するかわからなくて怖いよね?とか、日本で最近オウムの活動はどうなの?麻原はまだ死刑執行されていないの?と聞いてきたり・・ちょっとリスク情報オタクなのか、少しでも脅威があるようなネタを集めているのかもしれない。
その延長でフランス人が言っていたことで少し考えさせられたのは、フランスではテロが最近あったけど、自分はもし何かに巻き込まれて死ぬとしたら、自然災害よりもテロの方がいいような気がする、だってテロだと憎むべき相手がいるけれど、自然災害だとその無念をぶつける相手がいないじゃないか、だって。そんな考えもあるのか、日本人ではきっとこんな考えの人は少ないだろうなと感じたのでした。自然に対する畏怖の念がしみついているからかもしれない。
ちなみに、フィンランド人はまさにサンタクロースみたいな風貌の人で、笑い声がHo ho hoにしか聞こえなかったし、話し方もおっとりしていて、けれど日本で一番関心したのは秋葉原だったとのこと。秋葉原で買った電化製品は本当に素晴らしかったと、熱く語っていました。そうだ、Nokiaの国でもあったのだ。
でも感心したのは、みんなで食事の場所まで一度タクシーを使ったときに、私が建て替えて、翌日請求しようと思っていたら、フィンランド人だけが何も言わずに翌日スッと自分の代金を差し出してきたこと。やはり育ちがきっちりしているのだろうなと、まあ日本人なら当たり前の律儀さかもしれないけれど、欧米では結構厚かましい人が多いので少しホッとしました。
こういう些細なところにお国柄が出たりするものだから、自分も少しでも日本のイメージを悪くしないよう、日頃の言動に気を付けようと思う。(一応仕事の期限は守るけれど時間にルーズなところがだんだんばれつつあり、そこはアラブのせいにしてしまっている・・)
凱旋門から一直線につながる道の先にある近郊の新都心で、パリ市内ではあまり見かけない高層ビルが沢山そびえ立っています。そして、新凱旋門といわれるのが、デファンス門。無機質な凹を逆さにした形のビル。実は初めてそのふもとに行ったのだけれど、あまり感慨はなく。。
ただ、少しビビったのがこのオブジェ。
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親指・・? |
これは一体・・?趣味が悪いとしか言えないのだけれど、フランス人がこんなものを許容するなんて、さすが新都心だなあと。
ただデファンス駅の通勤風景は少し壮観でした。久々にオフィス街のラッシュアワーを見たという感じで、やはりパリは大都会だなあと改めて思い知ったというか。少しニューヨークのグランドセントラルとかを彷彿とさせるような。
さて、その会議で二日間みっちり一緒だったフランス人とフィンランド人とベルギー人と食事の席などで雑談したときに出た日本の話題について。
フィンランド人以外は日本に行ったことがなくて、フランス人は日本を夢の国だと思い描いているようで、いつか絶対に行きたい・・でも行ってしまうと帰ってきたくなくなるんじゃないかと怖いんだって(真顔)。ベルギー人はちょっと変わった人で、極度の飛行機恐怖症で海外は極力地続きのところ(電車で行けるところ)しか行かないようにしているので、日本は行きたいけれどちょっと・・。と言いつつ、誰よりも実は日本の地理や歴史に通じていて、活火山があるんでしょう、阿蘇山とか・・でもいつ噴火するかわからなくて怖いよね?とか、日本で最近オウムの活動はどうなの?麻原はまだ死刑執行されていないの?と聞いてきたり・・ちょっとリスク情報オタクなのか、少しでも脅威があるようなネタを集めているのかもしれない。
その延長でフランス人が言っていたことで少し考えさせられたのは、フランスではテロが最近あったけど、自分はもし何かに巻き込まれて死ぬとしたら、自然災害よりもテロの方がいいような気がする、だってテロだと憎むべき相手がいるけれど、自然災害だとその無念をぶつける相手がいないじゃないか、だって。そんな考えもあるのか、日本人ではきっとこんな考えの人は少ないだろうなと感じたのでした。自然に対する畏怖の念がしみついているからかもしれない。
ちなみに、フィンランド人はまさにサンタクロースみたいな風貌の人で、笑い声がHo ho hoにしか聞こえなかったし、話し方もおっとりしていて、けれど日本で一番関心したのは秋葉原だったとのこと。秋葉原で買った電化製品は本当に素晴らしかったと、熱く語っていました。そうだ、Nokiaの国でもあったのだ。
でも感心したのは、みんなで食事の場所まで一度タクシーを使ったときに、私が建て替えて、翌日請求しようと思っていたら、フィンランド人だけが何も言わずに翌日スッと自分の代金を差し出してきたこと。やはり育ちがきっちりしているのだろうなと、まあ日本人なら当たり前の律儀さかもしれないけれど、欧米では結構厚かましい人が多いので少しホッとしました。
こういう些細なところにお国柄が出たりするものだから、自分も少しでも日本のイメージを悪くしないよう、日頃の言動に気を付けようと思う。(一応仕事の期限は守るけれど時間にルーズなところがだんだんばれつつあり、そこはアラブのせいにしてしまっている・・)
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