6月はバラの季節。
ということで、ブーローニュの森の一角にある、「バガテル庭園」に行ってきました。
バラ園が見事だということで有名なバガテル、ちょうど1年前に出張で来たときに、徒歩で行こうとしてあまりに遠くて途中で断念したので、パリに住み始めたら今度こそ行こうと思っていた。
ただ、ちょっとタイミングが遅かったかもしれない。
まだつぼみのバラもたくさんあったけれど、多くは満開を過ぎて朽ち果てた姿をそのままさらしていたり、あと1週間は早く来てたらよかったかな、という感じ。
雨が多かったのも、バラが早くいたんでしまう原因だったかもしれない。
その代わり、緑はジャングルのように勢いが増していた。
でも、バガテル庭園内(ちなみに入園料大人1人6ユーロ)自体あまりに広大で、端から端まで歩こうとすると、軽く2-3時間はかかる。バラ園も、いろんな品種がそれぞれ名前の札とともにかかっているから、じっくり見ていると軽く1時間は過ごせてしまう。
「星の王子さま」(薄紫色の大ぶりなバラでした)とか「アンリ・マティス」(ダークレッドのちょっとシックな色味のバラ)とか、ネーミングセンスに疑問があるものも多かったけれど、クジャクを見たり、ショパンのピアノコンサートのリハーサル風景を見たり(この期間、連日コンサートが開催されているらしい)、それなりに楽しめました。
それにしても、パリ市内から少し離れるだけで、あの喧騒とはまったく無縁の、雄大で優雅な空間が広がっていることにいつも感心してしまいます。