昔々、南仏の街に1年間留学していた時、2月も終わる頃にはコートダジュール一帯ミモザの花が咲きあふれ、たわわな黄色いボンボンみたいな花が実にかわいくて、ウキウキとさせてくれる、まさに待ち焦がれた春!という高揚感を演出するのにぴったりな花だということを知り、南仏ってホントにいいところだなと思ったものでした。ちなみに、マントンという街では同じ季節にレモン祭というものが催され、ミモザとあいまって一気に視界は黄色で染まるのです。幸せの黄色いハンカチ、ならぬ幸せの黄色い果実というところか。
この寒いパリの街中で、まさかもうそれにお目にかかるとは。
クリスマスツリーの残がいが通行路にポーンと放り出されている、その脇で、花屋の軒先きからミモザの花があふれてるじゃなですか。もう春の訪れを告げるなんて、早すぎやしないか?
アルプスではどか雪が降り、雪崩が発生してスキーに来てた生徒たちが巻き添えになったとかいうニュースがあったばかりですが、山を越えて南に少し下るともうミモザが咲いてるんですね。
日本でも、梅が開花しているのかな。
うかうかしてると冬はあっという間に終わる。まだ、もう少し寒い冬の醍醐味を味いたい、って家の中でぬくぬくしていたいということですけど。
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