2015年10月7日水曜日

なんでもない日

いつものとおり、少し朝寝坊して、適当な洋服を着て家を出る。
家の前にはごみ収集車を待つ大量のごみが。ちょっと異常に多い気がするのは、雨が続いていたからか、ごみ収集事情がまだよく把握できない。。
風が冷たくて心地よいし、それほど太陽もまぶしくないので、ビラケム橋を渡るにも目がくらまなくて済むなあと考えながら、とりあえず遅れないようにと歩を進める。
途中のパン屋さんで、今日はアプリコット入りのデニッシュ。名前をまた忘れてしまった。
紺のヨットパーカーとおそらく制服のスカートとグレーのブーツを履いていた小学生の女の子とすれ違って、自分もああいう恰好がしたいと思いつつ。小学生さえもファッションの手本になるなんて。感心。

職場に来たら、12月の韓国出張の件で、航空会社からフライト時間変更の通知メールが。
どれだけ遅れるのかと思ったら、帰路のフライトがなんと10分早まるというだけ。
拍子抜けというか、こんなの初めて。秘書と笑いながらびっくりし合う。

仕事はまだ不慣れというか、勝手がわからないことが多いけれど、わからないことを一つ一つ丁寧に取り組んでいけばいいのかなと、最近は焦らないでいようという気持ちになっている。これも時間的な余裕と周囲の理解があるからで、感謝と精進しなければ。


帰り道に嬉しいことがふたつ。

いつもの野菜&フルーツやさんで、玉ねぎ、にんじん、マッシュルームと、クレモンティーヌを買う。寒い季節にはやっぱり柑橘類。
日本にはないクレモンティーヌ。外の皮が厚く、色もみかんよりももっと力強く濃い橙色という感じ。食後に食べたら、とっても美味しかった。外皮をむくと、実はぎっしりで、薄皮そのまままったく気にならずに食べれる。



あとはアパートのエレベーターで素敵なマダムと一緒になり、思い切って尋ねてみた。
「ゴミがここ数日回収されずに放置されてますね、どうしてでしょう?」
マダムは首を横に振りながら、「ああ、ストよ。本当に嫌ね」と。
なるほど、当たり前じゃないか季節行事のストですね。すごい雨が降ってたから回収が遅れてるのかと勘違いしたとは、アホすぎるしフランス語としても通じるかわからなかったので、「パリに住み始めて間もないので、そういう事情があるとは知りませんでした」と、簡単な単語ばかり羅列して会話を続けると、マダムは「まあ。それはなんというか、ごめんなさいね(パリがこんなんで)。ホントに不快だわよね。」と笑顔で返してくれた。
上品なマダムと束の間の井戸端トーク、そしてゴミ収集の謎が解けてすっきり。

レバノンかよ!と内心突っ込んだ私。そのツッコミも相当レアですけど。
マダム曰く、本当に明日には終わってほしいわね。。





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