いつも渡る橋がある。
30分ほどかけての徒歩通勤の毎日。
東京では駅近至上主義だったのに。
坂道も石畳も犬のフンも今のところ歩くのが苦になるほどでは全くない。
まあ調子に乗って歩いていると、さすがに犬のフンはふんづけないが、石畳でバランスをくずして足をグキッとつまづきがちなので、その内捻挫してもおかしくはないけれど。
それよりも、セーヌにかかる何本もある橋のうち、通勤で利用する橋は、渡るたびにここが通勤経路であることを感謝せずにはいられない。
毎朝、毎夕、お天気によってさまざまな表情を見せてくれるその橋からの眺め。
エッフェル塔が一番きれいに見えるスポットとも言われるし、橋のつくりそのものが美しい。
二層構造になっていて、高架の上は6番線メトロが走り、アーチ状の柱の下は徒歩、自転車道、その脇が車道となっている。高架からは時代がかった大きなランプが吊り下がっていて、風景にとても馴染んでいる。
あまりにも定番スポットなので、大げさではなく、ほぼ毎日、その橋の上で撮影が行われている。あくまで主観的な統計ですが、70%くらいはウェディングカップルの記念撮影で、そのうちの60%が中国系、55%が韓国人のカップル。というか、ほとんどアジア系。
普通の洋服のカップルが、高架の下のアーチを手をつないで一直線に歩くというのを動画でとっているのも多い。韓国ドラマの有名なシーンにでもあるのだろうか・・。
わざわざこのためにパリに来たのではないかと思わせるほど(ホントにそういう人たちもいるのかもしれない)。
ちなみに橋の名前はBir Hakeim橋といい、第二次世界大戦で自由フランス軍とロンメル将軍率いる枢軸国軍が激戦を繰り広げた北アフリカはリビアの砂漠上にある地名をとっている。すなわちアラビア語の固有名詞で、言葉の意味としては「賢人の泉」という感じか。ここではフランス語的にユニゾンさせて読むので、ビラケムと書くと発音しやすいだろうか。
歩くたびに徳が積まれて賢くなるというようなご利益は・・今のところない。けれど、朝日や夕日に染まるエッフェル塔やセーヌの水面は、キラキラと輝いて、華々しく、英雄たちをたたえるのにとてもふさわしいのではないかと思う。
30分ほどかけての徒歩通勤の毎日。
東京では駅近至上主義だったのに。
坂道も石畳も犬のフンも今のところ歩くのが苦になるほどでは全くない。
まあ調子に乗って歩いていると、さすがに犬のフンはふんづけないが、石畳でバランスをくずして足をグキッとつまづきがちなので、その内捻挫してもおかしくはないけれど。
それよりも、セーヌにかかる何本もある橋のうち、通勤で利用する橋は、渡るたびにここが通勤経路であることを感謝せずにはいられない。
毎朝、毎夕、お天気によってさまざまな表情を見せてくれるその橋からの眺め。
エッフェル塔が一番きれいに見えるスポットとも言われるし、橋のつくりそのものが美しい。
二層構造になっていて、高架の上は6番線メトロが走り、アーチ状の柱の下は徒歩、自転車道、その脇が車道となっている。高架からは時代がかった大きなランプが吊り下がっていて、風景にとても馴染んでいる。
あまりにも定番スポットなので、大げさではなく、ほぼ毎日、その橋の上で撮影が行われている。あくまで主観的な統計ですが、70%くらいはウェディングカップルの記念撮影で、そのうちの60%が中国系、55%が韓国人のカップル。というか、ほとんどアジア系。
普通の洋服のカップルが、高架の下のアーチを手をつないで一直線に歩くというのを動画でとっているのも多い。韓国ドラマの有名なシーンにでもあるのだろうか・・。
わざわざこのためにパリに来たのではないかと思わせるほど(ホントにそういう人たちもいるのかもしれない)。
映画「地下鉄のザジ」でも使われてました |
ちなみに橋の名前はBir Hakeim橋といい、第二次世界大戦で自由フランス軍とロンメル将軍率いる枢軸国軍が激戦を繰り広げた北アフリカはリビアの砂漠上にある地名をとっている。すなわちアラビア語の固有名詞で、言葉の意味としては「賢人の泉」という感じか。ここではフランス語的にユニゾンさせて読むので、ビラケムと書くと発音しやすいだろうか。
歩くたびに徳が積まれて賢くなるというようなご利益は・・今のところない。けれど、朝日や夕日に染まるエッフェル塔やセーヌの水面は、キラキラと輝いて、華々しく、英雄たちをたたえるのにとてもふさわしいのではないかと思う。
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