2015年10月19日月曜日

パリの食材店

ユーゴ・デノワイエという名前は知る人ぞ知る、パリで一番イコール世界で一番のお肉屋さん、らしい。

肉職人、と言われるのだそう。

街のお肉屋さんは、どこも朝からとてもいい匂いをさせて、寝ぼけた頭を食欲で目覚めさせてくれる。店頭には、チキンが丸ごとローストされて、グルグルと回っており、その匂いにつられて店内を覗くと、キラキラと赤く輝く様々な部位のお肉が誇らしげに並び、何よりもそれを扱う男たちの手や、立ち姿がとっても素敵なのである。まさに、職人。


ユーゴさんのお店に入る前に、窓ガラスに貼り紙があるのを見かける。大統領府の厨房や有名三つ星レストランなどの名前が書かれたリスト。ここのお肉を仕出ししているとのこと。日本で言えば、宮内庁御用達というところか。。

そして、いよいよ店先のいわゆるプチレストランで、食べてみました。フィレステーキ。シンプルすぎるくらいシンプルだけれど、肉の素直な味、肉が食べた牧草の味まで想像してしまう、素朴さ。自信を持って提供するのは、こういう何の誤魔化しも衒いもない、素材本来の味がそのまま引き出されているものなんだろうと、至極納得。
ちなみに、付け合わせのポテトも目が飛び出るほど(どんだけ大げさ…)美味しかった。



Table d’hôtes d’Hugo Desnoyer
28, rue du docteur Blanche
75016 Paris
Tél : 01 46 47 83 00
www.regalez-vous.com
Ouvert du mardi au samedi de 10h30 à 16h30.










なんと、近々東京は恵比寿での出店を予定しているそう。
さすが、舌の肥えている日本人。東京はホントになんでもあるんだなあ。
















たまたま、ユーゴさんのお店に行った次の日に、チュイルリー公園付近をうろうろして、ふらりと入ったお店も、日本への進出を計画しているのだとか。

まったく、グローバル化は、食いしん坊のためにあるのだろうか。

このお店、右岸で日曜お昼に開いている貴重なお店で、ルーブルやオペラ界隈散策の休憩所には最適かもしれない。とてもこだわりのある食材屋を兼ねたレストランで、ソーテルヌの貴腐ワインに付け込んだレーズンをチョコでコーティングしたものがお土産として有名(らしい)。袋入りで11ユーロ。薫り高くて、ちょっとつまむには勿体ないほど。オトナの夜更け、読書のお供などにはちょうどいいのかな。


DA ROSA RIVE DROITE
19 bis, rue du Mont-Thabor
75001 Paris
01 77 37 37 87
Du lundi au vendredi de 11h à 23h.
Les samedi et dimanche de 11h à 23h30.







1 件のコメント:

  1. 確かに最近、肉専門店増えてるかも!おいしそう!!ポテトの写真も見たかった。

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